むやみに他人の情報を載せない
近年、SNSを使って写真を共有したり、役に立つ情報を世界に発信したりして楽しんでいる人は少なくありません。SNSは私たちにとって身近な存在ですが、使い方を気を付けないとプライバシーが侵害される恐れも持ち合わせています。SNSで日常の出来事を手軽に発信している人は多いですが、不特定多数の人が見ることができるものです。善人ばかりではなく、悪いことを企んでいる人も見ていることを忘れてはいけません。たとえば、SNSを使う際は友人や知り合いの名前、住んでいる場所、学校や会社などを掲載することは厳禁です。このような個人情報を安易に載せてしまうと、悪質な名簿業者に情報を売られる恐れがあります。あるいは、ストーカーの被害に遭ってしまう可能性もあります。また、友人と一緒に撮った写真も本人の確認を取らずにむやみに載せない方がいいでしょう。というのも、顔写真は出会い系サイトのサクラ画像として無断使用されるリスクがあるからです。また、どこの誰か分からないだろうと安易に写真を載せると、過去の投稿内容、SNS上の交友関係から写真の人物の素性を容易に特定されてしまいます。したがって、他者のプライバシーに関する情報を勝手に公開しないことが大事です。
自宅の周囲の風景も投稿しない方がいい
SNSをチェックしていると、自宅周辺の風景を投稿している人も少なくありません。しかし、自宅の風景から、どこに住んでいるのかある程度特定されてしまう恐れもあります。自宅周辺にランドマーク的なスポットや建物などがあれば、さらに住んでいる所を見つけるのは簡単だと言えます。現在、ネット上にはパノラマ写真で事細かく世界の風景を見ることができるサービスがあるのですが、このサービスでは投稿された写真と照らし合わせることも可能です。したがって、実際にその場所を訪れたことがない他人でも容易に自宅の位置を察知することができます。
観光中に写真を投稿しない
ゴールデンウィークや夏休みになると、海外旅行や国内などに観光に出かける人は多いです。普段、行ったことがない場所を訪れると、ついついテンションが上がって美しい景色やおいしいグルメなどを投稿したくなるものですよね。しかし、旅行先から、コメントや写真をアップすることは厳禁です。というのも、旅行の最中にSNS上に投稿してしまうと、現在自宅が留守だと世界に発信していることになるからです。つまり、悪意を持った人物が見ていた場合、空き巣被害にあう可能性が高まります。過去の投稿写真から、自宅がどこにあるのか突き止めることは簡単だといえます。したがって、旅行に出かけたとしても写真などは自宅に戻った後に投稿すると良いでしょう。
比較的安いシュレッダーでは縦方向にのみ裁断するタイプの物が多いですが、縦に加え横方向にも裁断するタイプは、情報の流出を阻止するためにはより効果的です。